ザグレブ市は、ヨーロッパの東と西を地理的、文化的、歴史的および政治的に結び付ける場所に位置しており、クロアチアの首都です。ザグレブ市は、その特質として、完全に大陸的な精神と地中海的な精神を兼ね備えています。 ザグレブは、クロアチア共和国における文化、学問、経済、政治および行政の中心地であり、そこには国会議事堂、大統領府、 そして政府が置かれています。パンノニア平原とアルプス山脈およびディナル山脈の端の間に位置するという便利な地理的条件により、ザグレブはおのずと人々が自由に行き来する場所になりました。

街は、北側にあるメドヴェドニツァ山によって、冷たい北風から守られています。他方、広大な平野とサヴァ川を通じて、 街は、北以外の方面においては何の障壁もなく外の世界とつながっています。ザクレブには、クロアチアの総人口の4分の1、数にしてほぼ100万の人々が住んでいます。市民たちは、過去数世紀の間はヨーロッパのさまざまな地域から、 また近現代の歴史においてはクロアチア内のあらゆる地域からザグレブへとやってきました。そして、彼ら市民たちは自らの貢献により、街の文化を豊かにしました。

ザグレブは、他者に開かれた門と歴史を持ち、また興味をそそられる人々が住む安全な大都市です。ザグレブは、心からそうした人々と出会うことをお勧めし、その際には皆様の期待を裏切りません。 この街では、簡単に次から次へと興味深い人々と出会い、新たな友情を育むと同時に、忘れられない経験をすることができます。街が歩んだ一連の歴史は、絵本を見るかのように現存する街の外観から読み取れます。通りと広場は、多様なメンタリティが共存していることを感じさせます。 これらのメンタリティを通じて、ゆったりとした大都市に根付くザグレブ特有のアイデンティティが形成されています。多くの人々は、街で過ごす際のアドヴァイスは街の雰囲気に身を任せることであり、街よりも美しいのはザグレブの女性だけであると断言します。

ザグレブ、より詳しく言えば、そこにある通りと歴史的記念物には1000年の歴史があります。しかし、ザグレブに最も大きな価値をもたらしているのは、街が私たちに与えてくれるこの瞬間、街の美しさ、ならびに私たちと共有している街の個性です。そして、街は私たちに非常に大きな喜びを付与してくれる存在であり、 街をヨーロッパにおける芸術の都市の一員とさせた価値を有する街への愛情を抱かせ、また私たちの精神が宿る遺産が持つ特色の源泉となっている豊かさを私たちに与えてくれます。